創立者の聖マグダレナ=ソフィア・バラはフランス革命の激動の時代を生きました。
19世紀前半の不安定で、混乱した時代に多くの困難に直面しながらも、マグダレナ・ソフィアをかりたてたもの... その源はイエスの聖心との深い一致にありました。彼女は生前、会員に向けて、イエスの聖心と一致するよう、絶えず熱心に祈るように繰り返し述べ、わたしたちの生命の源である内的生活を大切にするよう招いています。「それは、人間的なものと神的なものが一緒になる場、復活されたキリストと出会う場であり、私たちが喜びや悲しみを持ちこみ、そこから私たちが『はい』 という答えを発する力を得るところなのです。」(『命の展開ー賜物を捧げてー 』聖心会、2003年)

 創立者のヴィジョンを受け継いだ聖心会の根本的な精神は、世界中の聖心会で共通したものですが、その表現方法は時代や国、文化によって様々なかたちを取ります。 わたしたち日本管区も、文化や社会的ニーズに応じたかたちで、カトリックの精神が根づくために、日本における聖心会の霊性のあり方を模索してきました。

Our Spirituality - English  (RSCJ International)



祈り Prayer

「会の精神は、本質的に、祈りと内的生活に基礎を置いています。...」(聖心会会憲#17)
わたしたちの生活は、根本的に祈りに支えられています。この祈りの生活は、どのような活動の最中にあっても、わたしたちの生きる姿勢の基盤となります。それは、生涯をかけて育み、神の恵みのうちに全うされるものです。
「わたしたちの内に生きておられる霊が、内から少しずつ、わたしたちを変えていかれます。(中略)霊は、わたしたちをイエスとひとつである者、イエスに似る者とし、また、わたしたち自身のうち、他者のうち、様々な出来事のうちにおられる主の現存に気づく力を与えてくれます。こうしてわたしたちは、観想すること、主のみ心のように現実を感じ取ること、自分のいのちをみ国への奉仕に使い尽くすこと、そうして愛において成長することができるようになります。『お互いにキリスト・イエスの心を、自分の心としてください』(フィリピの信徒への手紙2章5節)」(聖心会会憲#21)


聖心会についての著作 

   Books on the Society


ページトップの背景イラスト:Sophie Maille, rscj (BFN管区)  作 Picture: GC2016 document (p.16), and in the gallery of  rscjinternational.