折々のみことば-四旬節

2020年02月25日

イエスはガリラヤへ行き、神の福音を宣べ伝え、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて、福音を信じなさい」と言われた。(マルコによる福音書1章 14-15節)

 2月26日(水)灰の水曜日より、四旬節に入ります。四旬節(Lent)とは、春を意味する古い英語の表現から来ているそうです。(Oxford Dictionary of English) 写真は聖堂横の庭のバラの木です。冬の間にすっかり刈り込まれた枝の間から、新しい芽が出ています。
 この聖書のみことばの後半、「回心して悔い改めなさい。」というみことばは、人間の努力目標というよりは、前半の「神の国は近づいた」という良き知らせに促されてこそあるものだということを、思い起こしたいと思います。 様々な個人の、また社会の不安の中にあって、このバラのような希望の芽を見出し、育てることは、神様がわたしたちに託して下さった大切な使命なのではないでしょうか。