6月のみこころの道

2022年06月30日

6月26日(日)14:00-15:30
講 師:シスター渡辺真理子
テーマ:イエスのみこころ

イエスのみこころの祝日は教会にとっても、また聖心会修道会にとっても大変大切にされてきた人々の信仰共同体の源泉とも言える祝日です。

私にとって、イエスのみこころとは何でしょうか」という問いから、「マグダレナ・ソフィアがイエスのみこころに人々を導いた」というソフィーのみこころへ注がれた生き方から、みこころの愛を深める手ほどきとなりました。ヨハネ19:34「兵士の一人が槍でイエスの脇腹を刺した。するとすぐ水と血が流れ出た」という聖書の言葉、『血』と『水』が信仰のシンボルとなり、新しい命のシンボルとなったのです。

上記の聖心のロゴマークは「刺し貫かれたイエスのみこころ」です。このマークが現す十字架付きのハートは開いています。オープン・ハートです。入ることも、出ていくこともできます。そして人を迎えるスペースがあります。このスペースには弱い人、傷ついた人、病気の人、自分の考えと違う人、地球共同体から観た、貧しい人が入れる場所です。私たちはこの貫かれたイエスの心を観想するたびに、私たちの心もイエスのように開かれた「十字架を通ることがある」ことを経験します。
人とかかわる時、人のために何かを尽くす時、痛みを伴うことも、人への想いが言葉と違っている時もあります。日々の生活の中で、私たちはイエスの十字架を通りながら、イエスの開かれた心に出会うのです。シスター渡辺真理子のパワーポイントにまとめられた美しい写真は静かなひと時の祈りに導かれました。ありがとうございました。

文責:菅野敦子