11月のみこころの道

11月23日みこころの道
講 師:シスター宇野三恵子
内 容:「聖心の教育 マグダレナ・ソフィアの教育」
時 間:14:00~17:00
参加者:対面・・・8人, ズーム・・・3人
冬の到来が一段と身に沁みる頃、参加者はそれにも負けず、喜んで第五修道院に集まりました。またズームでの参加者も同じく、「自分たちが受けた聖心の教育を聞きたい」という思いで参加なさいましあた。シスター宇野の講義はかなり難しい内容であったにも拘らず、聖心の教育を思い起こすには「聞く値打ち」がある内容でした。
【内 容】
聖心の教育哲学 「ソフィーの贈物・・・未来への私たちの呼びかけ」
ー 聖心会創立者 聖マグダレナ・ソフィアの教育ー
私たちは人間である限り、栄光を持ちうる存在であり、私たち一人ひとりそれぞれの形で、神の望みを実現させることができる力を持っている。その形(使命)を自覚し、神の教えを通して表された神の愛を世に伝えていけるように、流れゆく時代の中で柔軟に力強く生きられるように導くことが、聖心における教育の考え方である。また、教育的使命の核心は、「真に人間らしい人間になること」、そのためには静かに、立ち止まって祈る時間を取り、内省する習慣を身につけることによって本質的なものとそうでないものを見分ける力が強められる。
又、「観想」において大切なことは、神の声や様々な出会いに耳を傾けながら、人との出会いを通して教育者として、他者のために存在することを身に着けていくことです。
この時期に、私が今立っているこの時期にシスター宇野のお話を聴いたことは良かったと思っています。
今まで聖心の教育は何となく「みこころの愛」と言ったものと思っていましたが、「静けさの中に深い教育の核があり、 真に人間らしい人間になる」ことは新しい発見でした。
文責: 片岡由梨奏
