9月のみこころの道
9月28日に「みこころの道」がハイブリッドで行われました。
体面での参加者は学寮生のみで、ほかの参加者はズームでした。少し曇りかかったお天気でしたが、マグダレナ・ソフィアに守られ、静かな祈りの時間を共に過ごすことが出来、終わった時は祈りの静けさを満喫した心穏やか表情が現れていました。お互いの分かち合いも、祈りの言葉に満たされ幸せな表情に輝いていました。写真が上手く撮れなかったことが残念でした。
講 師:シスター渡邊真理子
テーマ:「マグダレナ・ソフィアと共に祈る」
【ソフィー、ルイが出した宿題が済んだら、井戸水を汲みに行ってちょうだい。水瓶が空っぽだから。】
ソフィーの母親の声が聴こえるようです。
聖書から水のテーマを参考:
⓵水を汲む・・ 空っぽになった容器に水を汲んで他の人たちと分かち合う。
旧約聖書24章イサクとリベラが井戸で出会う
29章ヤコブとラケルが井戸で出会う
新約聖書ヨハネ4章:サマリアの女とイエスの出会いはイエスがサマリアの女に「水をください」から内容が展開される。
②溢れる愛・・みこころの中に湧き上がる泉を見出す。
「愛の聖なる炎を燃え立たせることが、神のみ旨」と述懐されたソフィーの言葉。
③ブドウの木・・ヨハネ15章「ブドウの幹に繋がっていると多くの実を結ぶ」
水とは関係がないけれども、ソフィーにとって大切な霊性に繋がる一つと言える
マグダレナ・ソフィアの生誕の地ジョワニーの写真を沢山見ながら、ソフィーがたどった道を共に歩み、彼女の体験からくる言葉に出会い共に祈って過ごした。
*ソフィーの生家、ジョワニーに流れるヨンヌ川、ブドウ畑、彼女が洗礼を受けたチボ―教会、母から頼まれて井戸から水を汲んだ場所など・・・を辿りながら、これらの環境がソフィーの心を育み、ソフィーの霊性に強い影響を与えたことを思い浮かべながら祈る。
ソフィーの霊性を築いた要素の一つは「水を汲む」という生活体験から出てきた言葉といえる。
井戸水はイエス・キリストの脇腹からでてきた「生ける水」と同じであると実感したソフィーは、更に、十字架上でイエスの脇腹から出てきた血が情熱的なみこころの愛と繋がることを体験した。血は人々に与える命であることから。
参加者9人の分かち合いから、静かに祈った名残が続きソフィーと身近な存在を感じた。
◎日頃の騒めいた生活から離れて、短い時間内で、心が静まる時間を持てたことは貴重な体験であった。
◎マグダレナ・ソフィアの話を聴いて、「誰かのために、何かをしたい」という気持ちが強く出てきた。
◎ 自分の身近な家族だけではなく、自分が係る人々、遠くで苦しむ人々への関心が深まった。
◎聖心会の霊性の源泉が「水を汲む」にあることを知ってM・ソフィアの心に少し近づけた感じがした。
◎マグダレナ・ソフィアのお話を聴いて、この学校で学んだことがよかった。
◎M・ソフィアの聖地に行って実際に歩きたくなった。いつかツアーを組んで行って見たい。
マグダレナ・ソフィアとの旅は参加者によい祈りの経験となりました。