7月のみこころの道

猛暑の中、若者たちは「みこころの道」の仲間に出会うためにやってきました。講話に耳を傾け、味わい、深めた感想をお互いに分かち合いました。今回はメンバーの一人が結婚されたという朗報を受け、講話の後、細やかなパーティーを催し彼女の幸せをお祝いしました。

三位一体の画像(イコン)創世記におけるアブラハムを三天使が訪れた記述を、至聖三者の啓示・象徴として捉える伝統が正教会にはあるが、そのもてなしの食卓の情景を描いたイコンを元に三天使の絵が描かれた。
【講話の内容】7月27日の「みこころへの道」では、シスター高橋より三位一体について、聖書を朗読しながらご講義いただきました。
まず三位一体とは、神、子であるイエス・キリスト、そして聖霊の3つの位格、ペルソナが、一体であることだと教えていただきました。
イエス様が誕生する前の、旧約聖書にも3つの位格を思わせる描写があります。創世記、イサクの誕生の予告にある、アブラハムが三人の人をもてなし、一人が男の子の誕生を言われた場面です。
このことから、新約聖書と旧約聖書の繋がりを意識し、両方を読むことによって、神様の教えをより深く理解することができると示してくださいました。
私たちはお祈りをする際、どなたを意識するでしょうか。シスターの問いに、神様、イエス様、聖マグダレナ・ソフィア・バラと様々な答えがありました。 あまり声の上がらなかった聖霊ですが、シスターから、聖霊は常に私たちが気づきを得られるよう動いてくださる、弁護者、真理の霊であると聞き、今まで以上に聖霊を意識したいという声も多くありました創世記におけるアブラハムを三天使が訪れた記述を、至聖三者の啓示・象徴として捉える伝統が正教会にはあるが、そのもてなしの食卓の情景を描いたイコンを元に三天使のみ。 初めに存在した神様が、子となる御言葉と聖霊を人に使したことは大きな転換であり、3つの存在が別にあっても一つの和音のように調和が取れているというシスターの表現は、三位一体への理解の助けとなりました。
お祈りの際、神様と共に、イエス様と聖霊の恵みが来た喜びをより意識したいと感じました。
文責:星里奈