5月のみこころの道


講師:辰野まどか グローバル教育推進プロジェクト(GIFT)代表理事
日時:5月25日 15:30~ 於:第五修道院
内容:「母校の時代から現在に至るまでの物語」ーSDG'sを通しての人間教育、地球環境の問題との取り組みー
5月25日は幸運にも、聖心会創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラの列聖100周年のお祝いと重なりました。その為、このお祝い日のスケジュールに合わせ、みこころの道の行事の時間帯を変更して開催しました。生徒、学生、卒業生、聖心会会員による聖歌、静けさを誘う祈りは、私たちのうちに喜びと感謝の気持ちが満ち溢れ、聖マグダレナ・ソフィア・バラの「みこころへの愛」を皆と共に体験した日となりました。
その直後、辰野まどかさんの講話に耳を傾け、辰野さんのメインテーマであるSDG'sを通しての人間教育(地球規模の多様性文化)/地球環境/ エコロジー等の取り組みを情熱をもって詳しく語ってくださいました。
高校時代にお母さまから「海外に新しい世界を求めて、日本を越えて世界の人々に出会う」生き方をするよう背中を押され、そこから人性が始まり、これが辰野さんの現在の仕事の原点となっていることから話は始まりました。
印象的なお話は、辰野さんが聖心女子大学に在学していらした時、アフリカ、フィリピン等に渡航し、貧しさに触れ、多文化に触れ、人々との交流の楽しさを体験されたということです。
波乱万丈の人生を垣間見る感じでした。
学内では色々なサークルに属され活動されているうちに、海外からの留学生とバザーを一緒にやりながら関わる機会が出来、外国に行かなくてもこの日本で、学内で素晴らしい人に出会える体験が出来ることを学ばれました。
その為卒論も大変苦労されたようですが、これだけの活動と多文化への知識に指導教官は辰野さんのこれまでの実績は論文に勝ると評価されたのでしょう。無事卒業可となったとのことでした。お話を伺っているうちに、辰野さんの波乱万丈の人生を垣間見る感じでした。そして私たち皆「心の底から未来に向かって生きていく喜びのエネルギー」が燃え立ってくるのを感じた「みこころの道」の一日でした。
文責:菅野敦子