聖心会は1800年に聖マグダレナ・ソフィア・バラがフランスに創立したカトリック女子修道会です。聖心会は若者の教育を目的として、イエズスの聖心(みこころ)に捧げられています。次の世代を担っていく若者が、より良い世界を築いていく事ができる教育を目指しています。

日本における約110人の聖心会会員は、学校での青少年の教育はもとより、さまざまな仕事を通して創立者が抱いたヴィジョンを受け継ぎ、人間育成に努めています。2013年4月よりシスター新庄美重子が日本管区の管区長です。
聖心会は、創立当初から「国際性」を1つの特色とし、世界の現実に目を向け、その中に示されているキリストの呼びかけを、祈りを通して聴いています。
現在は、44ケ国に約3,000人の会員が国際共同体として、世界のニーズに応えるように努めています。
聖心会は、2000年に創立200年を迎えました。また、聖心会日本管区も、2008年1月1日に、来日100周年を迎えました。

日本管区
管区長: シスター新庄美重子 Sr.Mieko Shinjo
〒150-0012 東京都渋谷区広尾4-3-1
聖心会 日本管区 管区本部
TEL: 03-3400-1890/ FAX: 03-3499-1253

来日100周年記念関係

1908年、海外からのミッショナリーたち(まずオーストラリア管区から4人)が来日しました。次にアイルランド人、ベルギー人が加わりました。続いて、スペイン、ニュージーランド、アメリカ、ドイツ、マルタ、イギリス、ポーランド、中国、台湾、韓国、フィリピン人などと、時代の移り変わりと共に大勢のシスター達が日本を訪れ、教育の一環を担いました。


聖心会日本管区は、2008年1月1日に聖心会の来日100周年をお祝いしました。


聖心会来日100周年記念ミサ

シスター出淵澄子


2008年1月13日(日) 聖心女子大学聖堂にて

2008年1月13日(日)、この日は天気予報では雪になると言われていたのにみなの祈りが通じたのか快晴になった!
2:00きっかりに17名の司祭による厳かな入堂行進が行われ各司祭の名前が呼ばれた。全司祭が祭壇を取り囲む形に席についた後、インターナショナル・スクールの生徒たちによるクァルテットが演奏され、喜びの雰囲気に包まれた。
一同は心をこめて『私は神の前を歩む』を聖歌隊とともに歌いはじめた。
遠くインド、インドネシア、フィリピン、オーストラリア、韓国、台湾からもシスターたちもミサに参加してくださった。


岡田司教は説教の中で「兵士によって槍で刺し貫かれたイエスの聖心は、愛の完全な啓示であり、実現である。
また、聖心会の創立者マグダレナ・ソフィアは聖心によって現された神の愛を深く黙想し、その愛を多くの人々に伝えまた実行した」と述べられた。
共同祈願では、この100年の間に創立された韓国管区のシスターも「新しいヴィジョンを持って創立者の愛の火がアジアに再び燃え続けられるように」と、感謝のうちに祈ってくださった。

奉献の時には聖心会修道院の各代表がそれぞれの精神を表すものをささげもち、最年長の一人から若いシスターへろうそくの火が受け継がれた、象徴的なものであった。


ミサに引き続いて祈りの雰囲気のうちに聖堂前方に『聖心会来日100年の歩み』のパワーポイントを映し出して、みなでその時代の苦労や喜びを味わった。
長いこと日本のために働いてくださった多くのミッショナリーのシスター方がわたしたちの感謝の気持ちを受け取ってくださり、ともに喜んでくださっているのを感じられたひと時であった。
また、来日当時から、その日に宿泊させてくださったサン・モール(幼きイエス会 ニコラ・バレ)のシスター方をはじめ、多くの修道会、司祭の方々のお助けがあっての今日の聖心会がある、ということをよく理解できたひとときでもある。

最後に管区長シスター長野興子より挨拶があった。
「1908年1月元旦、最初のミッショナリーが新橋に到着したとき、1日早い到着のため出迎えがおらず、困惑したと言う話が伝えられているが、これが最初の立ち往生であった。
振り返ると私たちの歴史は立ち往生の歴史であった。
1923年の関東大震災、そして太平洋戦争、中国上海からの追放、そのたびごとに築きあげてきたものが壊され、其の出来事の前にしばしば立ち往生した。
韓国、台湾をはじめ、アジアの国々への第一歩も決して易いものではなかった…。
これは神様の導きと恵みなしには考えられないこと。
この恵みはすべてのこれまで聖心会とかかわりを持ってくださった多くの方々を通じて与えられた…。

私たちシスターは、現在、めまぐるしい時代の変化と会員の高齢化の前に立ち往生しているようでもある…。
しかし、この時こそ、私たちは以前にも見えなかったものが見え、聞こえなかった声が聞こえ、より深くより観想的に働くことを学び始めている。
行き詰まり、たじろぐような出来事の中に、新たな芽生えが始め、弱く小さなものが信頼と希望に満たされて、マグニフィカトを歌う。
今日からまた、新しい眼差しで私たちを取り巻く世界を見つめ、今までにもまして深い信仰と感謝をもってみ心の栄光のために働いていこう。

ミサの後、大学の学生食堂に移動し、同窓会の皆様が心をこめて用意してくださったお茶と手作りケーキをいただき、家族や友人たちと和やかなひと時をすごした。
美智子皇后様も同窓生の一人としてこの茶話会に出席してくださったことは、みなにとって大きな喜びであり、ひときわ雰囲気が盛り上がった。
皇后様は熱心に展示をご覧になり、懐かしいミッショナリーのシスター方とも心で出会ってくださったことに違いない。
この100周年のお祝いがこのように心あたたまる喜びに満ちたものとなることができたのは、見えないところで働いてくださった多くの同窓生の方々の協力の賜物である。
また一番すばらしかったことは、私たち一人ひとりが心を一つに出来たと言うことであり、其の一つの輪の中に天国のミッショナリーの方たちも含まれている。
多くの方たちの祈りと感謝の思いが私たちを一つにしたと言える!

まさに聖心会のモットーである “Cor Unum et Anima Una in Corde Jesu” “一つの魂、一つの心“が実現できた一日であった。